一人でイタリアへ【後編】S席の特権と、読めない新聞
洗礼から2年後、一人でイタリアに行った旅の後編です。前編では、ローマに着いた夜の出来事と、旅の間に決めた防犯対策について書きました。
後編は、いよいよヴァチカンと、その先の話です。
聖書を読めないまま、ヴァチカンに行ってしまった
最初に回ったのは、サン・ピエトロ大聖堂でした。入場まで、40分ほど並びました。
並んでいると、数組後ろに、日本人のグループがいました。現役を引退された世代の方々を、案内役の方が連れてきていて、説明の声が少し聞こえてきます。でも、結局あまり聞こえませんでした。旅の間に日本人を見かけたのは、後にも先にも、このときだけだったかもしれません。
待っている間、足元に新聞の切れ端が落ちていました。見てみると、なんと「もののけ姫」の記事でした。ヴァチカンの行列で、まさかの出会いです(笑)

【画像】行列の足元に落ちていた、新聞の切れ端です。当時のインスタに残っていた一枚を載せています。
そして中に入っても、なんだろう、特別な感情は湧きませんでした。感動して泣くような場面を、どこかで想像していたのですが、そうはなりませんでした。
サン・ピエトロ大聖堂のピエタ像も、思っていたより超ちっちゃくて、「え、こんなに小さいの?」と拍子抜けしました。
大聖堂にはパウロの像もあったのですが、聖書をちゃんと読めていなかった私は、パウロの手紙も読んでいませんでした。像の前に立っても、ピンときませんでしたが、写真はちゃんと撮った気がします。
あとから、パウロの手紙をきちんと読む機会があって、「これを読んでから行きたかったなあ」と思いました。
そのあとは、システィーナ礼拝堂へ。有料で、日本語の音声ガイドのイヤホンを借りたのですが、全然理解できませんでした(笑)聖書が分かっていないと、解説を聞いても、言葉が頭を素通りしていくんですね。
ローマからヴェネツィアへ、「世界の車窓から」気分
ローマからヴェネツィアへは、電車で向かいました。窓の外を流れる景色を眺めながら、気分は完全に「世界の車窓から」でした。
ただ、この電車には失敗談があります。
チケットを買うのが遅かったせいで、一番安い席は売り切れていて、一番高い席を買うことになってしまったんです。
おかげで、オレンジジュースと、読めもしない新聞をちゃっかりいただきました。(今でも持っています)
S席の特権を、しっかり味わってしまった、というわけです(笑)
ヴェネツィアの朝は、今でも忘れない
この旅で一番記憶に残っているのは、ヴェネツィアの朝です。
フィレンツェに向かう朝、ヴェネツィアのバル(カフェのようなお店)でクロワッサンを買ったのですが、これが激うまでした。
そして、川なのか海なのか、、水面に反射する朝日が、とにかく綺麗でした。
そのときの写真は、手元にほとんど残っていません。でも、あの景色は、今でも思い出せます。
フィレンツェのドミトリーで、韓国語に助けられた
最後の都市のフィレンツェで泊まったドミトリーでは、フロントにいたのが、韓国人の女性(留学生)でした。韓国語が通じて、すごく助かりました。
ローマの駅でも、ここでも、まさかイタリアで韓国語を使う日が来るとは、一ミリも思っていませんでした。
"神、すごー!"と思いました。

【画像】フィレンツェの街角で撮った一枚です。これもインスタからのスクショなので、画質は少し荒めです。

【画像】フィレンツェで食べたパニーニです。写真が小さめなのは、スクショだからです(笑)
今振り返って思うこと
聖書をもっと読んでから行くべきだったな、とは思いました。でも、あの時に読んでいても、目の前の景色と結びつけることはできなかったかもしれません。
聖書は、何度も読まないと「理解」まで辿り着かないものだと思うからです。
信仰への影響は、ほぼなかったかもしれません(笑)
ただ、もう一つ、旅から帰って気づいたことがあります。日本って、本当に安全なんだな、ということです。ローマでは財布も持たずに歩いていたので、帰ってきてから、ありがたさが身にしみました。
聖書をよく知らないまま行った、ちょっともったいない旅でしたが、これはこれで、悪くない経験でした。
おまけ:当時のインスタから

【画像】2014年当時に、インスタに載せていた写真です。手元に残っている数少ない写真です(笑)
※この記事は、一人でイタリアへ【後編】です。前編はこちらからどうぞ。